超人
13/01/17
思い出した頃に、再び練習しだすのが左手のストライド。
ベースとコードを交互に、ブンチャブンチャ、、と弾く方法。
この「ブンチャ」って誰が言い出したんだろう。とても良く言い表している。
そのストライドの先人であり超人のアートテイタムやオスカーピーターソンなんかを聴くと、正確さやスピードだけでなく
手の大きさに驚く。アートテイタムはドからラまで届いたらしい、、僕も背が低いわりに手は大きく開くほうだがとてもかなわない。
指の先の肉付きが良いのでクラリネット、フルートなどの穴をふさぐ楽器に向いている。どっちもやれないけど。
キースジャレットは普通の人より親指と人差し指の間がかなり開くらしい。ビデオのインタビューの中で言ってた。
キースのスタンダーズトリオも久しぶりに聴いてみるとすごくサウンドしている。スイングもしてる。3人がとてもよく合っている。
これも賛否両論で、とりわけ黒人の方や黒いジャズ指向の方は、あんな白い、スイングしてないのはジャズじゃねぇ!(ジャックデジョネット黒人だけどね)とか、キースが近頃はスタンダードやバップチューンやりだしたことに対しては「あいつようやくジャズできるようになったのか、今までできなかったからな」みたいな意見もあるようだが。
とにかく彼ら独特の、独自なスイング感だがとてもサウンドしてると感じた。
環境もいいよな。良く響く大ホールで専属エンジニアを連れて回り、ピアノだって常に良いコンディションだろうし。サウンドしないわけがない。、、いけない単なるひがみだ。
ビデオの中でリハーサルしてて、ベースのゲイリーピーコックが弾くのをスッとやめるとあとの二人もほとんど同時に音を出すのをやめた。
これが我々や学生、他の人だと、全然音が止まない。なんでか、ってみんな周りの音を聴いてないからだ。人の顔色伺って気をつかってる風だけど、肝心の音を出す場面ではできてないってこと。化けの皮は演奏したらすぐに剥がれてしまう。じゃあお前はどうなんだ、と。も、もちろん周りの音は誰よりもしっかり聴いてアンサンブルしてますよ。人の顔色はうかがわずに、、
写真は、ちょっと無理して下からドソシbレ って弾いてるのと、かなり無理して、ミbシbレb の次はソを弾きたいけどインチキしてファも弾いてる、の図。
Note